炭酸カルシウムの粒子表面を脂肪酸や樹脂酸等の有機物質で被覆することで、工業用途(ゴム、樹脂、シーリング材、インキ、塗料等)におけるマトリックスポリマーとの良好な親和性及び分散性を付与することができます。また、多量配合が可能となり、機能性の付与及びコスト削減等に貢献します。
一方、弊社には炭酸カルシウムの粒子表面を他の無機物質で処理する技術があります。シリカ、酸化亜鉛、ヒドロキシアパタイト(SEM断面写真1)等で実績があり、炭酸カルシウム単独では得られなかった優れた性質を持つ新しい材料となります。ラボでは、他の粒子の表面に炭酸カルシウムを処理する技術開発も行っています(SEM写真1)。